ひたすらに、美味しいいちご作りを目指しています

2015-02-18

コンフィチュール

当園のいちごを使って下さっている磯部さんが、
誠文堂新光社から本を出版されました。
春夏秋冬、色々な素材を使ってコンフィチュールをお作りになっています。
大変参考になる本でした。
ちなみに磯部さんは、ジャムの製造・販売店、「tokotowa」の店主さんです。
http://www.tokotowa.jp/shop/


2015-02-08

Organic Festa2015

先日行われた農業技術者会議、栄養価コンテストにおいて、
当園のいちごが最優秀賞に選ばれました。
提供したいちごが別の圃場であれば、
また別の結果になったかもしれません。
また、2月以降の味がのってきたいちごだったら、
当然結果は変わって来ると思います。

一応、今回の結果を以下に掲載します。



糖度は、おそらくいちご全体の値です。先端ではありません。
以前はビタミンCも高かったのですが、今回は全国平均並みでした。
硝酸イオンが低いのは、いちごが土壌中から吸収した硝酸塩を、
効率良くアミノ酸へ変換しているためと考えられます。
また土壌中に、いちごの生育にとって必要十分な窒素分があることを
示していると考えられます。
抗酸化力も結構高めの数値でした。

硝酸イオンについての詳しい記述は、以下を参考にして下さい。

独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所 
野菜の硝酸イオン低減化マニュアル
先端技術を活用した農林水産研究高度化事業
「野菜における硝酸塩蓄積機構の解明と低減化技術の開発」
第1章 総論より抜粋
『硝酸イオン自体は直接人体に害を及ぼすことはありませんが、ヒトにとって全く必要のないものであり、体内で還元されると悪影響を及ぼす恐れがあることも一部で指摘されています。また、硝酸イオンの野菜への蓄積は、窒素肥料の過剰施肥が大きな要因と考えられていますから地下水汚染など環境負荷にも関連してきます。
このような観点から野菜中の硝酸イオンを減らす取り組みは、安全・安心および環境負荷低減の両面から望ましいことと考えています。